観光客減に苦しむ塩原温泉を自分たちの手で活性化しようと地域住民が立ち上がった。60歳代の女性らが中心となり「塩原温泉活性化『雅の会』」を結成。12日、栃木県那須塩原市内で発足式を開いた。将来的にはNPO法人化をめざす。
現会員数は70人。観光業だけでなくさまざまな分野で実績を持つエキスパートたちが集まった。
「塩原温泉の宿泊客を増やすためには具体的に何をすれば良いのか」について意見を出し合ってまとめる。市など行政に対しては質問、各種団体に対しては提言という形で会のアイデアを積極的に伝えていく考えだ。
同会代表の岡部瑞穂・市議会議員は「自分の住む温泉街を良くしたい、何とかしなければならない、という皆の思いと危機感が大きなうねりとなった。地域住民が一丸となって活性化に本気で取り組む」と意気込みを語った。
塩原温泉活性化「雅の会」を結成