坂井市とあわら市、「がけっぷちリゾート」アピール


ロゴマークの入ったボードを披露する八杉氏(中央)

 福井県の坂井、あわら両市は観光名所・東尋坊を軸とするエリアを「がけっぷちリゾート」として売り出すプロジェクトを開始した。第1弾として、東尋坊周辺の水族館など7施設をお得に楽しめる周遊チケットを3月26日から販売。ターゲットであるファミリー層を刺激的なネーミングで引き付け、新たな魅力をアピールする。

 3月23日、東京都港区の「ふくい南青山291」で記者会見し、リゾート構想を発表した。2023年の北陸新幹線敦賀延伸による「JR芦原温泉駅」開業を見据え、両市連携による広域的な周遊滞在型観光の構築を目指す。

 会見した坂井市観光産業課の八杉茂樹課長らは、がけっぷちリゾートを新たな地域観光ブランドとして位置付け、売り出す考えを示した。「がけっぷち」という語感はマイナスイメージにつながりかねないが、インパクトの強さや東尋坊が日本一の崖っぷちであることを重視した。

 ロゴマークは東尋坊の海をのぞむ風景や丘陵地帯に広がる豊かな緑を表現。

 周遊チケットは東尋坊観光遊覧船や越前松島水族館、芝政ワールド、金津創作の森―など7施設が無料で利用できたり、体験イベントに参加できる。料金は1DAYチケットが大人3500円、子ども(小学生)2200円。利用期間は4月7日~6月29日(4月27日~5月6日は利用できない)。

 各施設を個別利用した場合、大人で8130円、子どもで5030円かかり、「安い料金で遊びまわることができる」という。2DAYチケットもある。また、周遊チケットを提示すると両市内の飲食店や土産物店など28施設で割り引きやサービスが受けられる特典も付けた。

 「今秋には、地域資源をさらに磨き上げ、新しいおもてなし、観光プログラム、キャンペーンを展開する」としている。

 
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