国際観光日本レストラン協会(尾川欣司会長)と同協会関東支部(志村久弥支部長)は1月18日、東京・白金台の八芳園で新年賀詞交歓会を開いた。来賓や友好関係団体を含め約140人が出席した。
冒頭あいさつした尾川会長は、昨年の訪日外国人旅行者が2869万人に達したことを「夢のような数字」と評価。その上で、「日本に来て良かった、おいしいものを食べた、という満足感をもって帰ってもらって、また(日本に)行きたいと思ってもらうのが大事。これがないと数字は伸びない」と述べ、食を提供する会員の活躍に期待した。
来賓として国土交通省の秋元司副大臣、観光庁の秡川直也審議官が出席。秋元氏は「旅の楽しみに食文化に触れることがある。和食をはじめとする日本の食は素晴らしく、日本に来る動機の一つになっている」と指摘し、協会の活動に敬意を表した。
秋元氏はナイトタイムエコノミー(夜遊び経済)の活性化に取り組んでいるが、「夜の利活用は外国人旅行者の満足心を高める意味でも重要だ。食とエンターテインメントがコラボし、新しい観光資源を作ってほしい」と呼びかけた。
乾杯の音頭は日本政府観光局(JNTO)の松山良一理事長。「外国人旅行者のトレンドは個人化と、長期滞在していろんなことを体験すること。中でも日本食を食べてみたいと思う人は多く、非常に重要なコンテンツとなっている」とあいさつし、杯を掲げた。