日本旅行、トップツアー、近畿日本ツーリスト(KNT)の3社は7月23日、公示運賃国際航空券の発券・仕入業務を行う共同出資会社「ビジネストラベルネットワーク」を設立した。代表取締役社長に日本旅行の瀧本勝一常務、代表取締役常務に同社の常松歩・営業企画本部海外旅行事業部担当部長が就任。このほか取締役にトップツアーの石川邦大社長とKNTの吉川勝久社長、監査役に日本旅行の丸尾和明社長がそれぞれ就任した。
新会社は3社と日本旅行グループ(フレックスインターナショナルツアーズ、エムハートツーリストなど)の公示運賃国際航空券の発券・仕入業務を統合したもの。新会社ではこれら業務を行い、発券業務の合理化によるコスト削減、高品質化によるサービス向上を図る。
また国際航空運送協会(IATA)の債務保証制度の財務要件変更を機に自社発券を見直すIATA代理店が増える中、需要の伸びが見込まれる他の旅行会社からの発券受託ビジネスも取り込みたい構え。
資本金7500万円で、出資比率は日本旅行46%、トップツアー36%、KNT18%。
役員は同社のビジネススキームが我が国初の取り組みとして、「見識と実務経験に優れた人材を配置」したほか、「同社の重要性を鑑み」3社の社長が就任した。
従業員は29人、営業開始は9月1日を予定。本社は東京都港区新橋2—16—1、ニュー新橋ビル9階。