国土交通省は9月30日、今年6月の国土交通月例経済の概況を発表した。主な動向は次の通り。
【鉄道旅客輸送】
JR旅客6社の輸送実績は前年同月比0.4%増の7億5608万5千人となり、29カ月連続の増加。このうち、新幹線旅客は0.4%増の2235万1千人だった。一方、民鉄は1.7%増の12億380万5千人で、2カ月連続の増加。
【航空旅客輸送】
国内線9社の輸送実績は3.2%減の730万2千人。このうち幹線は前年並みの300万5千人、ローカル線は5.3%減の429万7千人。国際線は7.1%減の134万4千人。
7月速報では国内線が0.8%増の778万人で、うち幹線は3.2%増の321万4千人となったものの、ローカル線は456万6千人で、10カ月連続の減少となった。国際線は6.6%減の145万人。
【フェリー輸送】
長距離の全旅客数は8.8%減の18万7千人、7月速報でも2%減の27万人となり、6カ月連続の減少。
【出入国】
出国日本人数は7.2%減の128万3千人。7月速報でも4.4%減の135万1千人となり、15カ月連続で減少している。燃油サーチャージの高騰などが影響していると見られる。
一方、訪日外客数は7.9%増の68万1900人と引き続き好調。7月速報では2.2%増の82万5400人。なお、07年度第4四半期の宿泊施設の外国人割合は7.4%に。