国土交通省は今年5月の国土交通月例経済の概況を発表した。主な動向は次の通り。
■鉄道旅客輸送
JR旅客6社の輸送実績は、前年同月比0.5%増の7億9171万4千人。このうち新幹線旅客は0.1%増の2532万人で、前年同月の実績を久々に割り込んだ4月から増加に戻った。一方、民鉄の合計は0.9%増の12億1665万人だった。
■航空旅客輸送
国内線9社は、増減なしの768万1千人。このうち幹線は2.0%増の307万1千人、ローカル線は1.3%減の461万1千人。一方、国際線は1.6%減の131万9千人。
6月の速報は、国内線が3.1%減の730万2千人。このうち幹線が0.2%増の300万5千人、ローカル線は5.2%減の429万7千人。国際線は、7.1%減の134万4千人と大きく前年同月の実績を割り込み、5カ月連続のマイナスとなった。
■フェリー輸送
長距離フェリーの全旅客数は、6.9%減の24万6千人。6月の速報も8.8%減の18万7千人だった。
■出入国
出国日本人数は1.1%減の129万1千人。6月の速報も、航空機の国際線燃油サーチャージの高騰などが影響しているとみられ、7.2%減の128万3千人とマイナス幅が大きい。前年割れは14カ月連続となった。
訪日外客数は10.8%増の73万6千人。6月の速報も、7.9%増の68万2千人。