国土交通省はこのほど、国内観光の振興、国際観光の拡大に、高速バスやLCC(格安航空会社)を生かす当面の取り組みについて方針をまとめた。高速バスやLCCに関する情報プラットフォームの構築、プロモーションの強化などに関係者が連携し、今年度の早い時期に取り組む。
成田空港のLCCターミナルや東京・新宿のバスターミナル「バスタ新宿」の開業を踏まえ、国交省は昨年12月、「高速バス・LCC等の利用促進協議会」を立ち上げて施策を検討している。協議会には、LCCや高速バスの事業者、空港会社などが参加している。
高速バスの情報プラットフォームでは、外国人向けの情報サイトは複数あるが、外国人に利用しやすいような情報の集約が必要として、主に外国人を対象とした高速バスサイトのリンク集を管理を行う主体を整理した上で構築する。LCCの情報プラットフォームの整備では、LCCの認知度やイメージの向上につながる情報、LCC拠点空港へのアクセス情報などを集約したサイトを構築する。
このほか国内外の旅行者に向けた高速バス、LCCのイメージプロモーションの実施を検討。LCCと高速バスの乗り継ぎチケットや高速バスの外国人向けフリーパスの開発も検討していく。