広島県呉市の「大和ミュージアム」は教育旅行向けのアニメーションを制作、上映を始めた。戦艦大和を題材にし、命の尊さ、家族のきずなの大切さを訴えている。市では、「アニメをミュージアムの付加価値として、より一層の教育旅行誘致に力を入れていきたい」(観光振興課)としている。
「大和 夢の彼方へ」と題したこのアニメ=写真、海軍兵だった父を尊敬して水兵になった青年が父の憧れで、また自分の夢である大和に乗り、夢(大和)とともに沈んでいく姿を描いた。「家族や友人との別れを通じて命が、平和がどんなに大切かを伝えたい」(同)と言う。
制作費約800万円、上映時間は約20分。教育旅行で来館した小中高校生を対象に上映する。一般向け公開は検討中。
アニメのチラシ