北陸三県誘客促進連携協議会(富山県、石川県、福井県)とJR西日本は11月25日、大阪市のホテルグランヴィアで「北陸カレッジ(富山)」の成果報告会を実施した。参加した大学生が若者の目線で旅行プランを作成し、旅行会社などに提案した。最優秀賞には、関西大学(大阪府)が選ばれた。
冒頭、JR西日本の堀坂明弘・常務取締役兼執行役員営業本部長は「大手旅行会社の北陸カレッジ関連の旅行商品は好調と聞いている。参加した大学生が旅行会社に就職したという例も出てきており、意義のある取り組みと考えている」とあいさつした。
成果報告会は、富山県立大学(富山県)、和歌山大学Aチーム(和歌山県)、広島経済大学(広島県)、神戸松蔭女子学院大学(兵庫県)、立命館大学(京都府)、和歌山大学Bチーム(和歌山県)、富山県立大学(富山県)、関西大学の順で発表。
最優秀賞に選ばれた関西大学の旅行プランは、大学生の娘と母親をターゲットにして、薬やガラスをテーマに提案。プロモーションの手法では、物産や旅行商品の販売、北陸新幹線のインテリアを使ったイート・インコーナーのある物産展の開催などを提案した。
参加した旅行会社からは、旅行プランやプロモーション手法への質問だけでなく、プランの作成のために収集したデータ、大学生の旅行ニーズについての質問が多く、旅行商品化への意欲の高さがうかがえた。
関西大学の発表の様子