国土交通省北海道運輸局は2018年度の「ビジット・ジャパン(VJ)地方連携事業」を募集している。自治体や観光団体、民間企業などが連携して取り組む訪日プロモーション事業が対象で、採択された事業には国が事業費の最大50%を助成する。募集期間は10月31日まで。
17年度には、海外メディアの招請や旅行博への出展、ウェブサイトの構築による情報発信など45事業が採択され、8600万円が助成された。
18年度も(1)北海道の三大ブランドであるスノーリゾート、ドライブ観光、食の魅力を核とした誘客の促進(2)北海道観光の課題解消やレベルアップに向けた取り組み(3)相手市場の成熟度に応じたプロモーションの展開―を基本戦略に、その趣旨に沿った事業を優先して取り上げる。
各地域から応募があった事業は、必要に応じてヒアリングや関係先との調整を行い、3月上旬には採否を決定。新年度予算の成立を待って4月から実施となる。
外客誘致に向けては、2020年に4千万人の政府目標が設定されており、北海道でも500万人の目標が掲げられている。
北海道運輸局では「各地域と連携しながら海外に対するプロモーション活動を継続して実施し、目標達成につなげていきたい」とし、積極的な応募を期待している。