北海道は8日、2014年10〜12月期の観光入込客数(実人数)の調査結果を発表した。冬季の悪天候などの影響はあったが、10年に1度と言われる紅葉の美しさ、10月の3連休の好天などに恵まれ、前年同期比2.9%増の862万人になった。このうち外国人は約4割の伸びを示した。
道内客は1.9%増の708万人で全体の82.1%を占めた。内訳は日帰りが2.4%増の465万人、宿泊が1.3%増の243万人だった。道外(国内)客は0.8%増の120万人となった。
外国人客は40.2%増の33万人。消費税免税の対象品目の拡大、10月の新千歳—上海便、12月の新千歳—香港便の新規就航などが増加要因となった。
外国人を国・地域別に見ると、最多の台湾が21.2%増の12万4千人だったほか、中国が115.2%増の6万1千人、韓国が112.4%増の3万9千人、香港が16.8%増の3万3千人、タイが39.8%増の1万7千人などとなった。