全日本シティホテル連盟(JCHA、正会員205ホテル、準会員420ホテル)は6月19日、平成29年度通常総会を東京都千代田区のホテルグランドパレスで開催、役員改選で新会長に清水嗣能氏(ホテルリバージュアケボノ)を選んだ。清水新会長は「国づくり」「会づくり」「人づくり」「宿づくり」の四つを組織の運営方針として挙げた。
清水新会長は「国づくりは、まさしく観光立国だ。観光立国を担っていく宿泊団体として、他の団体と連携しながら外国人観光客がもっと日本に来てもらえるようにしていく」とビジョンを提示。会づくりは会員数の増加、人づくりは地域を支える人材の育成、宿づくりは有益な情報交換と説明し、「JCHAに入っていて良かったと思えるような組織にしていきたい」と抱負を語った。
藤野公孝前会長は「清水新会長のもとで新しい世代の執行部がうまくやってくれることを心から期待している」と語り、清水新会長に握手してバトンを渡した。
会長のほか新任となる役員は、業務執行理事の木下照雄氏(東京グリーンホテル後楽園)と内山美樹氏(ホテル明治屋)、理事の藤橋由希子氏(金沢の宿 由屋るる犀々)と日高基晶氏(日向第一ホテル)、監事の寺谷捷彦氏(立川グランドホテル)の5人。藤野氏は最高顧問に就いた。
議事で決まった2017年度事業では、藤野前会長が連盟の目標に掲げた「会員になって良かった」「小さくてもダイヤモンド」の精神を継承。会員の情報交換の場や、宿泊業に関わる研修の機会を全国各支部で増やし、本部でもインバウンド委員会、地域活性化委員会、経営情報委員会など各委員会を積極的に運営し、会員ホテルのためになる各事業を進めていく。
清水新会長
藤野前会長