全国旅館生活衛生同業組合連合会(全旅連)の女性経営者の会(JKK、稲熊真佐子会長=愛知県・豊田プレステージホテル)は4月17日、東京の全国旅館会館で20年度総会を開き、会員拡大に向けての事業「プロジェクト47」を行うことなどを確認した。
会は旅館・ホテルの女性経営者が経営に関する知識の向上や同業者同士の交流を図ろうと平成16年に創設。現在44人の会員で勉強会や会員以外も参加できるオープンセミナー、メールを活用した情報交換などを行っている。
会では次年度に各種の委員会を立ち上げ、会員の参加意識を高めるとし、そのために「プロジェクト47」と題した会員の拡大事業を行う。今年4〜9月を会員拡大強化期間として、47の都道府県すべてに最低1人の会員を置くことを目指す。会員不在の都道府県に会への参加を積極的に呼びかける。
このほか今年度は「思いやりと強さ、そして貢献」を前年度に引き続き活動テーマに掲げ、事業を行う。オープンセミナーを7月8日に福岡市で開催するほか、勉強会を10月に滋賀県大津市、来年1月に群馬県前橋市でそれぞれ開催する。全国中小企業団体中央会の女性経営者の会にも参加し、異業種交流を図る。
総会では稲熊会長、小原健史・同会顧問(全旅連前会長)、永山久徳・全旅連青年部長があいさつ。佐藤信幸・全旅連会長が「ISOから学ぶ経営品質」と題して講演した。