全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会(全旅連、多田計介会長)は10月19日にベトナム観光総局、同18日にベトナム国内9大学と人材の交流、育成に関する覚書を締結した。日本の旅館・ホテルで働く優秀な人材の確保に向け、教育プログラムの開発など諸事業を進める。
ベトナム観光総局とは、ベトナム人の技能実習生を受け入れるに当たり、優良な送り出し機関を推薦してもらう仕組みを構築する。実習生と受け入れ企業のミスマッチ防止、人材の教育費負担軽減につながると全旅連では期待している。
ベトナム9大学とは委員会組織を立ち上げ、日本での就労を希望する人材への教育プログラムを開発する。
ベトナム・ハノイ市で締結調印式を開いた。9大学との調印式に先立ち、「越日国際人材交流シンポジウム」を開催。多田全旅連会長のあいさつに続き、観光庁の田村寿浩・観光産業課参事官兼観光人材政策室長が講演。日本語学部がある4大学の代表に全旅連の佐藤信幸常任顧問が加わり、「国際的人材の育成と今後の活躍の場」をテーマにパネルディスカッションを行った。
ベトナム観光総局との調印式