全国旅行業協会総会、「旅行業発展と旅行者の安全を」


総会の様子

 全国旅行業協会(ANTA、会長=二階俊博衆院議員、正会員数5623社)は6月28日、2018年度定時総会を東京都千代田区の都市センターホテルで開催した。旅行業界を取り巻くめざましい環境変化に迅速に対応し、旅行業の発展と旅行者の安全、安心のための事業を重点的、効率的に実施するなどの18年度事業計画を決定した。

 公務のため懇親会からの出席となった二階会長は「観光は国の成長戦略の柱として、また、地方創生の原動力として大きく期待されており、国内観光振興がますます重要になっている。旅行業も、このような大きなビジネスチャンスに対応し、事業の発展に重点的に取り組む必要がある。当協会は国内旅行の振興のため引き続き積極的に取り組んでいく」とのメッセージを寄せた。総会の冒頭に近藤幸二副会長(全観トラベルネットワーク)が代読した。

 議事では17年度事業・決算報告と18年度事業計画・予算について審議し、いずれも原案通り承認された。

 18年度は、5年ごとの受講が義務付けられた旅行業務取扱管理者定期研修の実施機関として同研修を的確に実施。旅行業者と旅行サービス手配業者との間の公正な取引の確保など、旅行業法の改正内容の会員への周知と法令順守の徹底の指導に努める。

 国内旅行の振興については、19年2月に「第14回国内観光活性化フォーラム」を福島県郡山市で開催し、地元が誇る観光資源の魅力を全国に発信するとともに、会員活動の活性化、地元自治体などとの連携強化を図る。震災や自然災害などの被災地に対する観光復興支援活動、第13回国内観光活性化フォーラムで採択された高知県送客キャンペーン活動などにも取り組む。

 総会では会長表彰も行われ、企業の部では、由利高原鉄道(秋田県由利本荘市)、ウインズトラベル(福島県いわき市)、鹿島都市サービス(茨城県神栖市)、霞観光(茨城県行方市)、たび倶楽部(栃木県栃木市)、ヤマハリゾート(静岡県袋井市)が受賞した。


多忙のなか懇親会に駆け付けた二階会長


総会の様子

 
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