体験型観光に取り組む全国の関係者が集まる「第9回全国ほんもの体験フォーラムin徳島」が3月16〜18日、徳島県徳島市などで開催される。「ほんもの体験交流で活力ある日本をつくる」をテーマにパネルディスカッションを行うほか、体験型観光の課題を議論する分科会などが開かれる。
主催は徳島県、美馬市、三好市、美波市、牟岐町、海陽町、つるぎ町、東みよし町など構成する実行委員会。共催は全国ほんもの体験ネットワーク。徳島では2011年3月に同フォーラムの開催が計画されていたが、東日本大震災の発生で中止になった経緯がある。今大会は時期を改めて再度準備された大会。
徳島市のアスティとくしまで開かれる全体フォーラムのパネルディスカッションは、体験教育企画代表の藤澤安良氏を進行役に、体験型観光を通じた地域振興や教育効果、体験型観光の成功の要件などについて意見交換する。パネラーはクラブツーリズム取締役テーマ旅行部長の霜田正明氏、JTB法人東京営業推進本部営業推進局スーパーバイザーの門倉俊一氏、まつうら党交流公社統括マネージャーの筒井雅浩氏、ニライカナイ代表・沖縄県体験型観光推進協議会副会長の加蘭明宏氏、はあとふる美浜ネットワーク事務局長の丸木大助氏、南阿波よくばり体験推進協議会事務局長・牟岐町産業課主幹の西沢猛氏。
分科会は県内各地で5つの課題別に開く。それぞれのテーマは、「漁業と海の活用により漁村振興を」「自治体連携とコーディネート組織の運営」「体験型観光のマーケット拡大」「日本の教育を変えるほんもの体験」「農林業を資源とした地域振興の切り札」。
全体フォーラムや分科会のほか、徳島各地の体験プログラムを学ぶ研修ツアーも行う。主なツアーは、「南阿波の農家生活体験&カツオのたたき作り体験」「うだつの町並み散策とフラワーアレンジント体験&吉野川リバーカヤック体験」「阿波おどり体験&かずら細工体験」など。
問い合わせ先は、実行委員会事務局の徳島県観光政策課TEL088(621)2340まで。
滋賀で開かれた前回大会(2011年12月)