修学旅行HPコンクール、大賞に岡山の早島小


受賞者の記念撮影(前列右から2番目が早島小学校の横山校長。 3番目が文科省児童生徒課の白間竜一郎課長、後列右から3番目が全修協の岩瀨理事長)

受賞者の記念撮影(前列右から2番目が早島小学校の横山校長。 3番目が文科省児童生徒課の白間竜一郎課長、後列右から3番目が全修協の岩瀨理事長)

 全国修学旅行研究協会(全修協、岩瀨正司理事長)は12日、東京のアルカディア市ヶ谷で第12回修学旅行ホームページコンクールの表彰式を開いた。最高賞の文部科学大臣奨励賞(大賞)は岡山県早島町立早島小学校が受賞し、文科省から賞状、全修協から副賞のトロフィーをそれぞれ受け取った。

 コンクールは、全国の小、中、高等学校を対象に自校の修学旅行を紹介したホームページ作品を募り、学習内容やインターネットの活用方法について優れた事例を表彰するもの。文科省、旅行会社、本紙などマスコミ関係者らによる審査で大賞や優秀賞を決定した。

 今回は小学校67校、中学校115校、高等学校103校の合計285校が応募した。

 大賞となった早島小学校は、6年生が京都、奈良への1泊2日の修学旅行を実施。観光地で外国人観光客に外国語でインタビューしたり、旅行の様子をリアルタイムでブログで発信するなど、ユニークで先進的な修学旅行活動に取り組んだ。さらに事後学習として学校のタブレットパソコンを活用して「修学旅行新聞」を作成、ネットで発信した。

 早島小学校の横山文朗校長は「早島町は岡山と倉敷にはさまれた小さな町ですが、ICT教育に力を入れ、町の予算で6年生に1人1台のタブレットパソコンを用意しています。今回のホームページもそれを活用しました。今回の受賞で、町のみんなが喜んでくれると思います」と話した。

 全修協の岩瀨理事長は「受賞作品はどれも素晴らしく、参考になるものばかり。さまざまな課題を克服し、実りある修学旅行を実現していることに、改めて敬意を表したい」と述べた。

 受賞校は次の通り。

 文部科学大臣奨励賞(大賞)=早島町立早島小学校(岡山県)▽部門別優秀賞小学校部門=該当なし▽同中学校部門=熊谷市立玉井中学校(埼玉県)▽同高等学校部門=京都府立西舞鶴高等学校(京都府)▽入選=太宰府市立太宰府小学校(福岡県)▽同=大和市立大和中学校(神奈川県)▽同=兵庫県立小野高等学校(兵庫県)▽同=福岡県立修猷館高等学校(福岡県)

受賞者の記念撮影(前列右から2番目が早島小学校の横山校長。 3番目が文科省児童生徒課の白間竜一郎課長、後列右から3番目が全修協の岩瀨理事長)
受賞者の記念撮影(前列右から2番目が早島小学校の横山校長。
3番目が文科省児童生徒課の白間竜一郎課長、後列右から3番目が全修協の岩瀨理事長)
 
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