地元の風景を宿泊者に
美ヶ原温泉 翔峰(長野県松本市)は、同館宿泊者に地元、信州の風景を楽しんでもらえるよう、「信州の美しい写真展」を開催している。1回目となる今回は、信州・安曇野を中心に活躍しているフォトグラファー、金敬源(キン・ギョンウォン)氏の写真を展示している。
同館は今年度から、宿泊者に旅の思い出をより多く作ってもらおうと、地域にちなんだ季節ごとのイベントを開催している。今回は「風花雪月~まつもと暮らし」のタイトルのもと、地元で活躍する金敬源氏の協力で松本・安曇野の風景や、そこに暮らす人々を映し出した作品を中心に約30点を集めた。
展示会では、地元企業のフジゲン(同)が製造した、電気を一切使わないスピーカー「ウッドホーン」によるBGM演出と、オルゴールの展示も行っている。世界屈指の製造技術をもとに最高級木材を使用して作られたスピーカーの音色が、同写真展の穏やかな雰囲気をより一層引き立てる。オルゴールは希望に応じて視聴も可能。信州の自然や風景を視覚的、聴覚的に堪能できる鑑賞空間を創出した。
「松本市の自然は、四季折々でさまざまな表情に変わり、そこに暮らす私たちの心を癒やしてくれる。信州の魅力を目と耳で感じほしい」と同館。今後も同様の展示を検討しているという。
今回の展示は30日まで開催(13~16日、20、21日の休館日を除く。新型コロナウイルスの感染状況により、休館日を新たに設定する可能性あり)。開催場所は同館3階ラウンジ。入場は無料。
館内の様子
金氏の作品