帝国データバンクはこのほど、国内企業の借入金利動向を調査した。2017年度の全国企業の平均借入金利は1.33%で、前年度比0.09ポイント低下した。10年前の08年度比では0.82ポイントの低下で、10年連続で低下している。都道府県別では愛知県が最も低い。
愛知県は1.10%で、前年度比0.11ポイント低下。以下は香川県の1.11%、岐阜県の1.17%、埼玉県の1.19%、大阪府の1.20%など。
最も高いのは秋田県の1.77%。以下、高い順に沖縄県と島根県の1.68%、山形県の1.65%、大分県の1.63%など。
7の業種別では製造業と小売業が最も低く、1.21%、最も高いのは不動産業の1.48%。サービス業は1.29%で不動産業、建設業に次いで3番目に高い。
「日銀の金利政策に大きな変更はなく、引き続き借入金利は低水準で推移すると見られるが、米国の利上げなどもあり、数年のうちに変化が見られる可能性も否定できない」(同社)。