京都鉄道博物館(京都市下京区)が4月29日にグランドオープンした。蒸気機関車や新幹線など鉄道車両計53両を展示する国内最大級の鉄道博物館。初日には約1万4300人が来館した。
前日の28日に開業記念式典を開催。関係者ら約210人が参加した。
JR西日本の真鍋精志社長は「基本コンセプトは地域と共に歩む鉄道文化拠点。今後も地域の発展に寄与できるような施設でありたい。国際文化観光都市である京都にふさわしい施設になるように努力していきたい」とあいさつした。
来賓では、国土交通省近畿運輸局の天谷直昭局長が「京都をはじめ関西には国内外の観光客がたくさん来ている。京都に日本最大級の鉄道博物館が誕生することは観光振興や地域経済活性化に大きな効果がある。同博物館は鉄道が愛され続けることに大いに貢献すると確信している」と述べた。
京都市の門川大作市長は「待望のオープンを迎え、喜びでいっぱい。百数十年にわたって鉄道が京都の街を、物作りを支えてきた。鉄道が人と物を運び、心をつなぎ、文化を支えてきた。京都は鉄道と共にあった」と話した。
式典のテープカットには、JR西日本のテレビCMにも起用されている女優の中条あやみさんも出席した。
開業を記念したテープカット