京都検定見直し、「公開テーマ問題」を設定


 最も規模が大きいご当地検定「京都・観光文化検定試験(京都検定)」を実施する京都商工会議所はこのほど、12月実施の第10回検定について、検定内容を見直し「公開テーマ問題」を設定すると発表した。事前にテーマを公表したり、新たに写真や図を用いた問題を導入したりすることで、事前学習に取り組むことができるようになり、受験者の裾野を広げることにつなげる。

 公開テーマ問題は、3級が「京都“花の名所”」、2級が「京都“大原・八瀬・比叡山”」、1級が「京都と映画」。

 これまでは、京都に関する幅広い分野から出題していたが、今回から観光客の興味を引く内容や最近の話題も積極的に取り上げる。また、少しでも受験者を増やすため、過去に3級を受験した人が今回再度3級を受験する場合、受験料を半額にする。

 第10回試験は12月8日、京都市内3カ所と東京都内で実施する。

 同検定は観光振興を目的に2004年から実施。受験者数は第2回(05年)が1万3千人近くを集めたが、最近の4回は5千人台で推移している。

 
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