熊本県、宮崎県、鹿児島県とJR西日本はこのほど、大学生の視点を南九州の観光振興に生かす「ユニバーシティ・カレッジ南九州」を実施すると発表した。3年目を数える事業で、南九州3県と関西エリアの地域間交流の促進、体験実習による学生の成長機会の創出、南九州3県への修学旅行需要の喚起につなげる。
山陽・九州新幹線を利用した修学旅行プランを大学生に企画してもらい、旅行会社などに提案してもらうほか、フェイスブックを通じた観光情報の発信を期待する。
優秀な修学旅行プランの提案については、JR西日本運営のウェブサイト「JRおでかけネット」で紹介する予定。
参加予定大学は、関西大学(大阪府)、神戸松蔭女子学院大学(兵庫県)、和歌山大学(和歌山県)。
監修は、関西大学、神戸松蔭女子学院大学が務める。
体験実習を南九州3県で9月7〜9日に実施。中間報告会を11月中旬、成果報告会を12月20日に開催する予定。
ユニバーシティ・カレッジ南九州の事業は、昨年、観光庁の第3回「若者旅行を応援する取組表彰」の九州ブロック賞を受賞した。