国土交通省がこのほど発表した今年5月の主要旅行業者63社の旅行取扱状況(速報)は、総取扱額が前年同月比1.4%増の5440億1447万円で3カ月ぶりに前年実績を超えた。このうち国内旅行は同1.1%増の3291億3909万円。海外旅行は同1.3%増の2087億6443万円。外国人旅行は同25.9%増の61億1095万円と好調。
国内旅行は2カ月ぶりの前年超え。阪急交通社(前年比7.0%増)、ANAセールス(同3.0%増)、ジャルツアーズ(同10.2%増)などが好調だが、63社中30社が前年割れした。
海外旅行は、ゴールデンウイークの日並びの良さから3カ月ぶりに前年実績を超えたが、63社中32社が前年割れ。
外国人旅行は2カ月連続で前年実績を超えた。「特に韓国、台湾からの訪日客の伸びが大きい」。
旅行商品ブランドの総取扱額は前年同月比1.4%増の1394億7202万円。このうち国内旅行は同4.0%増の791億6709万円、海外旅行は同1.9%減の600億2758万円、外国人旅行は同5.5%増の2億7735万円。総取扱人数は同2.0%増の346万6126人。国内旅行は同2.7%増の312万496人、海外旅行は同4.2%減の33万711人、外国人旅行は同6.7%増の1万4919人。