観光庁が7月19日に発表した主要旅行業49社の今年3月の旅行取り扱い状況(速報)は、総取扱額が前年同月比3・8%増の5206億6607万円だった。11カ月ぶりに前年実績を超えた。内訳は、国内旅行が0・7%減の3050億7769万円、海外旅行が9・8%増の1941億2558万円、外国人旅行が22・5%増の214億6280万円。
旅行会社からの聞き取りによると、国内旅行は前年同月の販売が好調の反動などがあったものの、前年同月とほぼ同じだった。11カ月連続の前年比減。外国人旅行は、大型団体やスポーツイベントによる取り扱い増により、好調だった。
総取扱額が前年実績を超えたのは、49社中31社。旅行分野別では国内旅行が48社中23社、外国人旅行が36社中21社、海外旅行が47社中33社で前年比増となった。
募集型企画旅行の総取扱額は、前年同月比1・1%増の1520億1193万円だった。内訳は、国内旅行が0・3%減の965億9474万円、外国人旅行が1・9%増の6億5781万円、海外旅行が3・5%増の550億3308万円。
募集型企画旅行の取扱人数は、前年同月比2・3%減の377万1158人。このうち国内旅行は2・4%減の339万6420人、外国人旅行は5・5%減の3万8912人だった。