観光庁が5月31日に発表した主要旅行業49社の2015年度旅行取扱状況年度総計(速報)は、総取扱額が前年度比3・2%増の6兆6362億8513万円だった。
内訳は、国内旅行が8.3%増の4兆4434億5045万円、海外旅行が8.4%減の2兆186億1785万円、外国人(訪日)旅行が44.0%増の1742億1683万円だった。
総取扱額が前年度実績を上回ったのは、49社中24社だった。
分野別で観ると、国内旅行は取り扱い46社中39社、海外旅行は48社中6社、外国人旅行は32社中22社が前年度実績を上回った。
総取扱額の四半期別の前年同期比は、第1四半期(4〜6月)が2.8%増、第2四半期(7〜9月)が3.3%増、第3四半期(10〜12月)が3.1%増、第4四半期(1〜3月)が3.7%増だった。
国内旅行は年間を通して前年実績を超え、海外旅行は年間を通して前年を下回った。外国人旅行は昨年度に続き、今年度も通年で2桁増加した。
募集型企画旅行は、総取扱額が2.0%減の1兆6923億9604万円だった。内訳は国内旅行が4.8%増の1兆374億7318万円、海外旅行が11.3%減の6482億8672万円、外国人旅行が28.3%増の66億3613万円。
募集型企画旅行の取扱人数は総計で2.3%減の3871万958人だった。内訳は国内旅行が1.7%減の3513万7423人、海外旅行が11.1%減の317万1422人、外国人旅行が44.6%増の40万2113人だった。