観光庁が16日に発表した8月の主要旅行業49社の取り扱い状況(速報)は、総取扱額が7131億5240万円で前年と同水準だった。
内訳は国内旅行が6.4%増の4806億6482万円、海外旅行が13.6%減の2189億1747万円、外国人旅行が68.4%増の135億7012万円だった。
旅行会社からの聞き取りでは、国内旅行は関西、北陸方面が引き続き好調。海外旅行は円安とシルバーウイークに旅行者が集中したことにより振るわなかった。外国人旅行は依然、東アジアとビザ要件の緩和のあった東南アジアからの訪日客が好調だった。
取り扱いの合計が前年同月を超えたのは49社中19社。国内旅行は46社28社、海外旅行は48社中5社、外国人旅行は33社中25社だった。
募集型企画旅行の総取扱額は、前年同月比7.4%減の2159億1636万円。
内訳は国内旅行が1.4%増の1354億9371万円、海外旅行が19.3%減の799億6320万円、外国人旅行が52.9%増の4億5944万円だった。
募集型企画旅行の取扱人数は、4.5%減の456万5221人。
国内旅行が3.2%減の420万9086人、海外旅行は20.8%減の32万7136人、外国人旅行が69.9%増の2万8999人だった。