観光庁が5月31日に発表した3月の主要旅行業49社の取り扱い状況(速報)は、総取扱額が前年同月比5.1%増の5924億9632万円だった。
内訳は国内旅行が8.9%増の4043億1365万円、海外旅行が4.8%減の1709億1601万円、外国人旅行が31.7%増の172億6666万円だった。
旅行会社からの聞き取りによると、国内旅行は新幹線開業効果が続く北陸方面が好調、海外旅行は、テロや円安などの影響により落ち込んでいるが、北米やオセアニア方面を中心に回復の兆し。外国人旅行は東アジア、ビザ要件の緩和があったベトナム、フィリピン、インドネシアなど東南アジアが好調。
取扱額の合計が前年同月を超えたのは49社中21社。国内旅行は46社中25社、海外旅行は48社中17社、外国人旅行は33社中28社だった。
募集型企画旅行の総取扱額は、前年同月比2.4%減の1498億9859万円。内訳は、国内旅行が0.6%減の960億4311万円、海外旅行は5.9%減の532億956万円、外国人旅行は22.8%増の6億4592万円。
募集型企画旅行の取扱人数は6.0%減の377万8601人。内訳は、国内旅行が7.7%減の339万5575人、海外旅行は4.0%減の34万1809人、外国人旅行は44.4%増の4万1217人。