観光庁が1月27日に発表した11月の主要旅行業49社の取り扱い状況(速報)は、総取扱額が前年同月比2.6%増の5733億7819万円だった。
内訳は国内旅行が5.2%増の3956億6805万円、海外旅行が6.0%減の1604億1528万円、外国人旅行が172億9486万円だった。
旅行会社からの聞き取りでは、国内旅行は関西方面と北陸方面が引き続き好調で、企業の団体旅行が回復傾向に。海外旅行は円安などの影響で全体的に取扱額が前年同月を割っている。外国人旅行は依然、東アジアとビザ要件の緩和があった東南アジアからの訪日客が好調に推移している。
取り扱いの合計が前年同月を超えたのは49社中22社。国内旅行は46社中29社。海外旅行は48社中14社、外国人旅行は33社中20社だった。
募集型企画旅行の総取扱額は、前年同月比4.5%減の1348億7355万円。内訳は、国内旅行が0.7%増の889億4718万円、海外旅行は13.5%減の453億5525万円、外国人旅行が21.8%増の5億7112万円だった。
募集型企画旅行の取扱人数は5.4%減の333万6685人。内訳は国内旅行は5.3%減の306万7449人、海外旅行は11.2%減の23万7688人、外国人旅行は37.2%増の3万1548人だった。