鉄道旅客協会が11月30日に発表した主要旅行業13社のうち10月の旅行販売概況は、総取扱額が前年同月比1.9%減の3063億7466万円だった。10年同月比は1.6%減。9月に引き続き2カ月連続で総取扱額が減少した。
内訳は、国内旅行が前年同月比1.5%減の1907億910万円、海外旅行が同3.7%減の1079億5308万円、外国人旅行が同30.5%増の64億5936万円となった。
総取扱額が前年同月を上回った会社は東武トラベル、農協観光、阪急交通社、クラブツーリズムの4社。国内旅行でも同様の結果となった。海外旅行で前年同月を上回ったのは、京王観光、農協観光、読売旅行、日通旅行の4社だった。
総取扱額の2010年同月比は1.6%減だった。13社中、総取扱額が10年同月より増加したのはJTB、日本旅行、東武トラベル、名鉄観光、京王観光、農協観光、阪急交通社、クラブツーリズム。
今年4月からの累計は、総取扱額が前年同月比10.5%増の2兆134億8515万円。10年同期比は1.3%増だった。累計総額が10年度より増加したのは、JTB、日本旅行、東武トラベル、名鉄観光、阪急交通社、クラブツーリズム。