国土交通省が20日発表した今年3月の主要旅行業者63社の旅行取扱状況(速報)は、総取扱額が前年同月比1.0%減の5670億3397万円で8か月ぶりの前年割れ。このうち国内旅行は同0.9%増の3398億1612万円。海外旅行は同3.7%減の2226億4142万円で9カ月ぶりの前年割れ。外国人旅行も同2.5%減の45億7643万円と低調で、7カ月ぶりに前年を割り込んだ。
国内旅行は「企画旅行が好調」(観光事業課)で、5カ月連続前年比プラス。阪急、エイチ・アイ・エス、ANAセールスの好調が目立つ。KNT、日本旅行、トップツアー、クラブツーリズムは前年割れした。
海外旅行は大きな伸びは見られず、日本旅行、トップツアーは大きく前年を割り込んだ。
旅行商品ブランドの総取扱額は前年同月比0.8%減の1633億6560万円。このうち国内旅行は同1.0%増の976億5221万円、海外旅行は同3.4%減の654億494万円、外国人旅行は同24.2%増の3億845万円。総取扱人数は、同1.6%増の463万2544人。国内旅行は同2.6%増の418万9224人、海外旅行は同7.6%減の42万4728人、外国人旅行は同21.4%増の1万8592人。