観光庁が16日に発表した今年2月の主要旅行業62社の旅行取扱状況(速報)は、総取扱額が4075億8844万円で前年同月比5.5%減だった。前年実績を割り込むのは19カ月連続。このうち国内旅行は同4.6%減の2536億5982万円だった。海外旅行は同7.7%減の1500億1320万円で、21カ月連続で前年実績を下回った。一方外国人旅行は、同28.8%増の39億1542万円で、2カ月連続の前年超え。
国内旅行は16カ月連続の前年割れ。取り扱い56社中、12社が前年実績を超えた。「北海道、九州方面が好調な事業者もあるが、沖縄など遠距離方面商品で苦戦している事業者もある」(観光産業課)。
外国人旅行は、中国圏の旧正月需要の増加などから取り扱い33社中18社が前年実績を超えた。
旅行商品ブランド(募集型企画旅行)は、総取扱額が前年同月比6.1%減の1127億7350円だった。このうち国内旅行は同4.2%減の668億6323万円、海外旅行は同8.9%減の457億4268万円、外国人旅行は同56.3%増の1億6759万円。
取扱人数は同4.3%増の332万367人。内訳は、国内旅行が同3.5%減の294万8308人、海外旅行が同10.9%減の36万3342人、外国人旅行が同41.8%増の8717人。