鉄道旅客協会が2日に発表した主要旅行業12社の旅行取扱額は、総取扱額が前年同月比7.6%増の2813億2424万円だった。内訳は、国内旅行が同1.8%減の1746億6834万円、海外旅行が同28.6%増の1千億306万円、外国人旅行が同33.1%増の45億5760万円。
6月は前年実績を超えた国内旅行だが7月は下回った。12社中前年実績を上回ったのは日本旅行、西鉄旅行の2社のみ。
海外旅行は昨年5月ごろから流行した新型インフルエンザの影響の反動から、全社が前年を上回った。外国人旅行は、取り扱い11社中8社が前年を上回った。
今年4月からの累計は、総取扱額が前年同期比9.8%増の1兆169億119万円だった。このうち国内旅行は同1.6%増の6219億5771万円、海外旅行は同27.1%増の3675億4035万円、外国人旅行は同20.0%増の203億9258万円。
累計総取扱額は、農協観光以外の11社が前年を上回っている。このうち日本旅行、近畿日本ツーリスト(KNT)、西鉄旅行、日本通運、阪急交通社の5社は2ケタの伸び。
国内旅行の累計額が前年を上回っているのは、ジェイティービー、日本旅行、KNT、トップツアー、日本通運、阪急交通社の6社。