国土交通省中部運輸局は中部広域観光推進協議会(9県2市で構成)と連携して、19日から26日まで、中国との国際交流を目的に「中部トラベルビジネスフェア」を開く。視察団を招き、観光視察を中心とした情報交換を行い、中部地域へのビジネス観光客、インセンティブツアー・コンベンション誘致を図る。
同局によると、同地域の訪日外国人旅行者の訪問率は12~13%にすぎず、「積極的に海外に向けた誘致施策を推進する必要がある」と判断。今年が日中国交正常化35周年に当たることから、北京や上海、広州などから視察団を迎え、日中観光関係者との合同会議、個別相談会などを行うことにした。
中国側からは上海市旅遊事業管理委員会、中国国際旅行者総社、中国航空服務有限公司天津分公司のほか、メディア関係を含め約40人が来日。
一行は名古屋市内視察や合同会議、個別相談会などをこなし、21日から4泊5日の日程で、2班に分かれて中部地方や北陸などの観光資源を見て回る。