岐阜県下呂市の下呂温泉観光協会(滝康洋会長)は9月30日、東京・吉祥寺にアンテナショップ「いでゆ千年のかおり」を期間限定でオープンした。同県にとっても首都圏で初のアンテナショップとなる。
同ショップは全国商工会連合会の補助金を活用して開設。来年2月末まで、原則年中無休で営業する。運営は中日アド企画。
場所はJR吉祥寺駅から歩いて約3分、駅前商店街の中にある。店舗面積は約80平方メートルと決して広くはないが、奥行きがあり、地酒や飛騨牛、米、菓子など下呂市内外の特産品約400品目を取りそろえている。また、県内の観光パンフレットも置いている。
当日は滝会長、野村誠下呂市長らによるテープカット=写真=が行われた。滝会長は「当初は都心にと考えいろいろな場所を探したが、条件に合う場所がなく、最終的にここに決まった。岐阜の魅力をアピールし、観光客増に努めたい。また、町(吉祥寺)のイベントにも積極的に参加し、商店街の発展に貢献したい」と抱負を述べた。
野村市長は「通行人も多く、にぎわいを感じる。(市は)イベントも計画しており、後押ししていきたい」と同ショップの活動を支える姿勢を強調した。
吉祥寺は民間の調査で「みんなが住みたい街ランキング関東版」で総合トップとなった人気のエリア。商店街の人通りも多く、興味深そうにショップをのぞく人も大勢いた。