水明館(岐阜県下呂市、滝康洋社長)はこのほど、同館山水閣1階に、中国料理レストラン「チャイナルーム『龍遊里』」をオープンした。
山水閣の新客室オープンにあわせて、同館飛泉閣1階のダイニング常磐内で夜間に営業していた「めん処『山里』」を閉店し、規模を拡大して本格的なレストランとして営業を開始した。
龍遊里は広東料理をベースにヌーベルシノワのエッセンスを加えた中国料理のレストラン。ヌーベルシノワは新しいフランス料理「ヌーベルキュイジーヌ」の流行に影響を受け、1980年代に香港で始まったもの。洋風の食器に料理を盛り付けコース料理のようにして1品ずつ提供するスタイル。
夕食のコースとしては、飛騨牛をはじめ、飛騨の食材をたっぷり使った季節のコース料理を用意。
フカヒレ料理や北京ダックなど高級食材を使ったメニューもある。ワインや中国酒などの飲物をそろえた。夜食時間帯はアラカルトを用意。山里の時から人気のラーメンに加え、前菜や小籠包などの点心、杏仁豆腐など本格的なデザートも提供する。また、1泊朝食や遅い時間のチェックインの宿泊客にゆっくりと食事がとれる食事処としても紹介している。
龍遊里はゆったりくつろげるデザインで広さは98平方メートル、座席は42席。
営業時間は17~24時。17~21時が「コース・セット料理」、21時30分~24時が「麺類・アラカルト」。
滝社長は「本格的な中華料理にしたことで、ラーメン以外にも利用があり、売り上げ単価をアップすることができた」と話している。
第38回「にっぽんの温泉100選」発表!(2024年12月16日号発表)
- 1位草津、2位道後、3位下呂