岐阜県下呂市営観光施設の下呂温泉合掌村に17日、「歳時記の森(下呂花見山)」が開園し、野村誠市長、滝多賀男ふるさとの杜改修検討委員長ら関係者によるテープカットが行われた。
下呂の祭りや飛騨の生活文化を5棟の展示館で紹介していた「ふるさとの杜」を下呂温泉最大の桜とモミジの里山として改修した。
敷地は約1万5千平方メートルで、古民家風の建物、散策路や水車小屋のほか、「かえる神社」、棚田などがある。春は桜、秋は紅葉の名所としてPRする。
古民家風の建物は、下呂地方独特の造りである益田造りで、古材を使用した。名称は「萬古庵」(ばんこあん)。1階は茶房、2階は円空仏29体の展示場になっている。
「歳時記の森」から見える合掌村の合掌集落は美しく、新たなビュースポットとして人気を集めている。萬古庵では飲み物や甘味のほか、地場産のトマトなどを使った手作りスイーツも提供する。
開園を祝うセレモニー