三重県鳥羽市の戸田家(寺田順三郎社長)は、旅行動向や宿泊客のニーズの変化に対応するため、南館62室をリニューアル、7月11日にオープンする。
コンセプトは「親和(しんわ)の寛ぎ」。「非日常感の中にある『寛ぎ』『楽しさ』『心地良さ』『親しみ』を提供し、『戸田家ブランド』を生かした総合力のある旅館づくりを行い、リピーター客を獲得する」。
改装範囲は既存の3〜8階の客室部分の579坪と廊下部分の137坪。既存の老朽化した部分を一掃し、客室にはアジアンテイストを取り入れ、新和風のイメージにする。10畳の和室を、ツインベッドと4.5畳の和洋室タイプと和室12畳(広縁なし)に改装。8畳の和室にはツインベッドとソファーベッドを配置する。玄関、フロント、ロビー周辺なども順次改装。廊下の天井部の改装、じゅうたんの張り替え、大宴会場前通路の畳化、ロビー屋上部分の防水工事などを行う。「真心のこもったサービスを提供し、地域を代表する新和風旅館を目指す」。
客室の一例