出張ビジネスマンの利用実態 Aカードホテルシステム調査
全国で独立系ホテルのキャッシュバックポイントカード運営を手掛ける、Aカードホテルシステム(東京都千代田区)は、運営する「Aカードホテルネットワーク」の会員に対する「出張ビジネスマンのホテル利用実態に関するアンケート」調査の結果をこのほど発表した。
「Aカード」は全国の独立系ホテルを中心としたキャッシュバックポイントカードのサービス。加盟ホテル・レストランは約510店舗で、会員数は30~50代のビジネスパーソンを中心に133万人超。調査はAカード会員4183人に対し1月6~14日にインターネットで実施した。
宿泊予約経路について聞いたところ、「自分でインターネットで予約する」が69%を占めた=図表1。過去5年間平均でも約7割の比率を占めており、宿泊予約経路でインターネットが過去一貫して最も大きな比率を占めていることが分かる。
同じホテルをリピートしたいと思う理由については、5年間の累積調査結果では、「宿泊料金の納得感」が23%と1位=図表2。とはいえ、2位の「立地、交通の利便性」21%、3位の「部屋の設備、雰囲気」、4位の「特典やメンバーサービス」と大きな差はない。
それぞれの内訳について見ると、宿泊料金の納得感は「宿泊料金を抑えて食事代、土産代に充てたい」(46%)、「高くても良い部屋に泊まりたい」(27%)、「出張規定の範囲内で、なるべく高い部屋に泊まってポイントをためたい」(19%)。立地、交通の利便性は「最寄りの主要駅からの近さ」(35%)、「目的地からの近さ(31%)、「繁華街、飲み街の近さ」(21%)。部屋の設備、雰囲気は「無線通信環境(Wi―Fi)」(19%)、「ホームページなどの写真から判断できる部屋の内装の雰囲気」(18%)、「ベッドの質やサイズ」(16%)。特典やメンバーサービスは、「キャッシュバックシステム」(31%)、「インターネット旅行代理店のポイントサービス」(25%)、「ホテル独自のポイントサービス」(21%)となっている。
ホテル滞在中に利用できるサービスで今後望むものや今までにあった便利なものについても自由記述回答形式で調査=図表3。結果は、ハード面に関するリクエストが47.9%、ソフト面に関するリクエストが52.1%とほぼ半々。ハード面では「大浴場、温泉、露天風呂、サウナ、岩盤浴」(12.3%)が、ソフト面ではコーヒー、水、アルコールなど「ドリンク・サービス」(17.0%)が一番大きな比率となった。