積水ハウスとマリオット・インターナショナルは、全国の道の駅の隣接地にホテルを展開し、同施設を拠点に地域の魅力を味わってもらう「Trip Base 道の駅プロジェクト」で、岡山県津山市における拠点となるホテル「フェアフィールド・バイ・マリオット・岡山津山」を11日に開業した。
今年3月に地域の食文化を文化庁が認定する「100年フード」に「津山の牛肉料理」が選出。津山市も「ミートリップ(MEAT×TRIP)」を観光プロモーションとして打ち出すなど、同市は「牛肉料理の聖地」として注目を集めている。来秋には同市を含む岡山県北12市町村で「森の芸術祭 晴れの国・岡山」が開催予定と、県北の観光活性化も期待されている。
同館はJR姫新線「美作千代」駅から徒歩20分、道の駅「久米の里」近くに立地。延床面積は2900平方メートル、地上3階建て。キング31室(アクセシブルルーム1室)、ツイン47室の全78室からなる。1階には、道の駅や近隣の店で購入した料理を食べることができ、ワーケーションなどで使用できる電源が設置されている「共用スペース」を設置。その土地にちなんだ工芸品や書物を展示する「ライブラリー」も同フロアに整備している。
1室1万4520円(2人利用時、消費税、サービス料込み)から。
今回の出店でフェアフィールド・バイ・マリオットは10道府県に24店舗、岡山県内では2店舗目となる。
11日の開業セレモニーには、谷口圭三・津山市長、積水ハウス取締役専務の石井徹氏、マリオットインターナショナル エリアヴァイスプレジデントのカール・ハドソン氏らが参加した
ホテルの外観