パナソニックシステムネットワークスは、RAMSAコンパクトスピーカー「WS—Mシリーズ」を発売する。新開発技術の採用などで、ダイナミックレンジが広く、躍動感とスピード感あふれるサウンドの提供が可能になった。設置空間の規模やデザインに応じて選べる5機種をラインナップする。
新技術として、高音域用ホーンのスロート構造を改良。放射インピーダンスの乱れを軽減し、スピーカー特性の向上を図る新開発の「SCWGホーン」を搭載した。
エンクロージャーは、ラウンド形状エンクロージャーを採用した。エンクロージャー内部の平行面を減らし内部共振を少なくすることで音響エネルギーの損失を低減させた。
スピーカー本体と取付金具を組み合わせたトータルデザインにも着目。設置時に、取付金具を意識させないシリーズ専用の製品を新規に開発した。特に小型スピーカー用は、スピーカー上部ではなく背面に取り付ける構造にし、目立たないように配慮した。
音響設備を必要としている空間は、小規模から大規模まで、また、スピーチ、アナウンスからBGM再生や演出音響までさまざま。それらのニーズにこたえる設置用スピーカーには、目的や場所にふさわしい音と形、サイズが求めされる。同社では、こうした多岐にわたるニーズに対応するために新シリーズを発売。「運用面と施工性を考慮した」と話している。
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RAMSA WS-Mシリーズ