ニュージーランド航空は9日、新作の機内安全ビデオ「マオリの神話」編を発表した。
ニュージーランド航空のチーフ・カスタマー&セールスオフィサー、リアン・ゲラティは、人々がニュージーランドを再び訪れはじめるにあたり、この機内安全ビデオを観ることで観光客の皆様自身もそこで守護者のように行動して欲しいと述べています。
「私たちは観光産業を以前よりもより良く再興させたいと願っています。観光にいらっしゃる皆様とカイティアキ(守護)の感覚を共有し、ニュージーランドの国の守護者となっていただくことがその一部となります。ニュージーランド航空は、世界的にもそのユニークさを認めていただいている機内安全ビデオを通じて、私たち自身、お客様、そしてニュージーランド全体に、ティアキとそれを象徴するすべての物事の大切さを伝えます」
「機内安全ビデオに登場するジュリーの存在は、ニュージーランドを大切にするためにはティアキひとりだけでは無理だということを示しています。私たち全員が『ティアキ・プロミス』に従い、未来の世代のためにニュージーランドを守る行動を取ることが求められています」
「ポウ・ティカンガ(文化アドバイザー)で語り部のジョー・ハラウィラさんや、ニュージーランド・マオリ観光局、ニュージーランド・マオリ美術工芸学校には、コンセプトからワカ・ティアキ(主人公が乗るカヌー)の建造、私たちがこれまでずっと守ってきた文化的な作法についても相談に乗っていただき、感謝しています」
ニュージーランド航空は、ニュージーランド・マオリ美術工芸学校と連携し、ワカ(カヌー)とその彫刻をデザインしました。ワカはさまざまな撮影場所に運ばれ、ワイヤーで吊り上げられたことで、本物の影と質感を作り出しました。
ドラマシリーズ『マンダロリアン』でも使われた最先端のLEDウォールステージのおかげで、マオリ文化の伝説をリアルに表現することができました。このモーション・テクノロジーが現実世界からファンタジーの世界へといざなってくれたのです。
最新作の機内安全ビデオ『マオリの神話』編は機内では2022年5月9日よりご覧いただけます。
動画全編をご覧いただける『マオリの神話』編 特設ページはこちらをご覧ください。
https://www.airnewzealand.jp/safety-videos
※本件は、2022年5月5日にニュージーランドで発表されている内容です。
*ティアキ・プロミスについて
2018年、ニュージーランド航空は6団体とともに『ティアキ・プロミス』を作成しました。これは、ニュージーランドを訪れる人々が私たちの国を守るためにできることをまとめた提言です。今回の機内安全ビデオは『ティアキ・プロミス』をふまえたものです。
ニュージーランドを旅行中にできること
・土地、海、自然を気にかけ、そっと足を踏み入れ、跡を残さないように去る
・安全に旅行し、 全ての環境を思いやり、気を配る
・文化に敬意を払い、心を開き、受け止める心で旅をする
マオリ語解説
Waka rererangi (ワカ・レレランギ)– 空飛ぶカヌー
Tiaki (ティアキ)– 人と場所を守る
Pou Tikanga (ポウ・ティカンガ)– 文化アドバイザー
Kaitiaki (カイティアキ)– 守護、保護