日本商工会議所と全国観光土産品連盟共催の第58回「NIPPON OMIYAGE AWARD」(ニッポンおみやげアワード=全国推奨観光土産品審査会)の表彰式がこのほど、東京ドームホテル(東京都文京区)で開かれた。国土交通、厚生労働などの各省大臣賞と観光庁長官賞、中国大使館賞など、74点が受賞した。
全国507企業、1014点の土産品から、審査委員長の竹内誠氏(東京都江戸東京博物館名誉館長)、特別審査委員の阿川佐和子氏(エッセイスト、作家、タレント)らが企画力、地域性、安心安全などの視点で審査。菓子、食品、民工芸の各部門に加え、今年度から外国人に好まれそうな商品としてグローバル部門を新たに設定。各部門で優れた商品を選んだ。
事業は観光土産品の育成、発掘に資することを目的に実施。あいさつした全国観光土産品連盟の山本泰人会長は「日本の土産品は地域性豊かでバラエティに富んでいる。訪日外国人の旅行における消費が年々増えているが、日本経済に貢献するためにも、土産の持つ力を高めていかねばならない」と述べた。
主な受賞商品は次の通り(カッコ内は出展者)。
厚生労働大臣賞(菓子部門)「涼菓 彩紙ふうせん」(石川県・鼓)▽農林水産大臣賞(食品部門)「紀州南高梅 夢葵 彩の舞」(和歌山県・紀和農園プロダクツ)▽経済産業大臣賞(民工芸品部門)「白木長手弁当箱(小)」(秋田県・柴田慶信商店)▽国土交通大臣賞(グローバル部門)「一藻百味5袋詰合せ」(東京都・山本海苔店)▽観光庁長官賞 「笹かまぼこ詰合せ」(宮城県・白謙蒲鉾店)▽中国大使館賞(グローバル部門)「烏骨鶏ゴールデンエッグ1個箱」(岐阜県・烏骨鶏本舗)、「着物ボトルウェア 姫」(東京都・和の蔵)、「KANZASHI『花と四季―ダリア』」(静岡県・山崎製作所)