トップツアー協定旅館ホテル連盟(野田譲二会長)とトップ会(小野寺邦夫会長)は19日、東京都渋谷区のセルリアンタワー東急ホテルで2013年度本部総会をそれぞれ開催し、昨年度の事業報告と今年度の基本方針、東京オリンピック招致推進などを承認した。
あいさつに立った野田会長=写真=は「私が会長になってから、政局も代わり、(昨年)12月には政権が代わった。アベノミクスも効果があり、1月になって(景気は)よくなった。その中で旅ホ連は会社、トップ会とともに三者一体となって域内キャンペーンをやっていく」と方針を述べた。
石川邦大社長は、順調に推移している会社の業績を紹介。伊藤浩執行役員旅行業務本部長(旅ホ連副会長)が、昨年度達成できなかった「宿泊券売上目標330億円」に、再度挑戦することを宣言した。
総会後は、ハラル食品を扱う食品商社を経営する二宮伸介氏が「イスラームの理解、ハラール食品と日本での対応」と題して講演を行った。
一方、トップ会はホテル内の別会場で総会を開催した。宿泊施設以外の同社取引先で組織するトップ会の総会は、これまで2年ごとに開かれていたが、前回開催予定の2011年度は東日本大震災の影響で中止したため、4年ぶりの開催になった。
総会では、この日で任期が終わる本部役員について改選を行った。任期は2年間。新任の本部役員は次の通り(敬称略)。
副会長=小南正一(東尋坊正太楼)▽常務理事東北=鬼川孝助(田沢湖共栄パレス)▽常務理事関東=川島憲朗(本家やまびこ)▽常務理事沖縄=渡名喜朝之(琉宮城蝶々園)、森田安高(安栄観光)▽監事関東=片岡勇司(東京ヤサカ観光バス)、石川雅也(小田原鈴廣風祭店)
野田会長