大建工業(大阪市)の耐震天井工法「ダイケンハイブリッド天井」が、公立小学校新校舎(導入先=非公表)の普通教室を含むほぼ全面に採用された。優れた施工性に加え、幅広い耐震天井ニーズに対応できることから、公共施設や商業施設からの評価が高いという。「コスト面なども含めた総合的な評価が採用された決め手となっている」と同社。
ダイケンハイブリッド天井とは、在来天井とシステム天井の良さを「ハイブリッド(融合)」した耐震天井工法。上階の躯体から吊りハンガーなどを介して設置したメインバーに、クロスバーをワンタッチで差し込み、段差のない同一面の格子を形成する。これを下地としてロックウール吸音板「ダイロートン」などを仕上げ材に使用。高い耐震性能と併せ、4タイプの製品ラインアップでさまざまなニーズに対応できる。
在来工法天井の耐震化工事と比較した場合、補強金物やビス止め固定が簡略化できる。
約20~30%の施工手間が削減できるほか、工期の大幅な短縮も実現している。
学校での導入例