ドッグフレンドリーステイの客室
セルリアンタワー東急ホテル（東京都渋谷区）は、料亭「セルリアンタワー数寄屋」を3月22日に開業した。「新しい日本文化の発信」をテーマに、コロナ禍で見直されている日本文化の豊かさを発信していく。また、4月1日には愛犬と宿泊できる「ドッグフレンドリーステイ」プランの販売を開始した。日本の伝統を感じる料亭、愛犬と過ごす新形式の宿泊プランと、異なる魅力を発信し誘客を図る。
セルリアンタワー数寄屋は、今年1月まで営業していた料亭「セルリアンタワー金田中」を同館が引き継ぎ、直営する。館内2階に位置し、30畳の広間、12畳の次の間、6畳の茶室からなる伝統的な数寄屋造りの料亭で、隣接する能楽堂を借景として望める。料亭内の掛け軸や花器には、横山大観や東山魁夷など著名な芸術家の作品を設えた。
料理は、仏政府から「農事功労章―オフィシエ」、厚生労働大臣から「現代の名工」を受章した総料理長・福田順彦氏がプロデュース。ザ・キャピトルホテル東急（同千代田区）内の「水簾」で副調理長を務めた鶴田敬氏が調理長に就任し、本格的な懐石料理やフランス料理とのコラボレーションなどを提供していく。
ドッグフレンドリーステイは、新設したペット同伴ルームで愛犬と一緒に宿泊するプラン。室内専用のアメニティーとして、同館の近隣に位置しペット用品の販売などを行うフリーステッチ（同渋谷区）から厳選したアイテムを採用。同社製のドッグサークルやドッグシート、トイレトレイなどを配し、愛犬同伴でも快適に過ごせる滞在空間を整備した。周辺の散歩コースや、同伴可能なレストランの情報なども用意している。「宿泊される皆さまには、家族の大切な一員である愛犬との渋谷ステイを満喫し、旅の思い出をつくっていただきたい」と同館。
ドッグフレンドリーステイの客室
セルリアンタワー数寄屋の室内
