腕時計などのセイコー製品やスポーツ計時機器、和時計などを展示する「セイコーミュージアム」(東京都墨田区)は、企画展「セイコーの腕時計100年」を開催している。入場無料。
今年はセイコーが国産初となる腕時計「ローレル」を発売してから100年に当たる。これを記念した第1回目となる企画展で、来年3月までの1年を通して開かれる。普段は展示をしていない貴重な当時の広告や動画、直接さわって動かせる機械動作模型などに加え、とっておきの開発エピソードなども明かされる。
10月27日までが第1期展示で、10月29日〜3月30日が第2期展示となる。サブテーマは、第1期が「時代の一歩先」、第2期が「すべての人に」。
第1期では、数々の先端技術と匠の技で日本初、世界初を生み出してきた歴史を、代表的な製品を通して紹介する。具体的にはローレルをはじめ、天文台コンクール出品モデルや、世界初のクオーツ腕時計「クオーツアストロン」、国際宇宙ステーションでも使われた「スペースウォーク」などが展示される。
第2期では、第1期の主な製品に加え、女性向け腕時計やダイバーズ、目の不自由な人向けの時計など、全ての人に正確な時を届けるべく送り出した製品にスポットを当てる。
企画展「セイコーの腕時計100年」の会場風景