スパ&ウエルネスウィーク実行委員会は1〜8日、日本初のスパ業界同時開催イベント「スパ&ウエルネスウィーク(スパウィーク)」を開催した。「スパのある暮らしで、もっと美しく!もっと健やかに!」をテーマに北海道から沖縄まで全国のスパ70施設が参加。利用を促し、スパの素晴らしさを広めていくのが狙い。
スパウィークに先駆け1月31日には、東京都内でプレス発表会とオープニングイベントが開催された。
プレス発表会であいさつした実行委員の岡田友悟・日本スパ振興協会理事長は「日本には古来、温泉や温浴施設などの日本型スパがあり、親しまれている。一方、ホテルスパ、リゾートスパなどの欧米型スパは本格的に日本に上陸して10年経ったが、まだ一般の人の生活に定着していない。これをきっかけに多くの人がスパを利用するきっかけになれば」と抱負を述べた。
スパ先進国のアメリカやカナダでは毎年秋にスパウィークが開催され、愛好者らがスパのはしごをする恒例イベントとなっている。富裕層だけのものだったスパを一般に広めるため、スパエチケットを啓蒙し、比較的安価なプランで多くの人にスパ体験を促してきた。
日本でも各施設がスパウィークのために数千円から1万円前後のお得なプランを用意し、特にスパ未経験者の利用促進を図った。
実行委員会は、超高齢化の進む日本で、予防のためにも、心と体の「ウエルネス」を提供できるスパの役割は今後ますます大きくなると見ている。またインバウンドや地域経済活性化への有力なコンテンツになり得ると考えを示した。
来年以降も毎年開催し、今後は日本サウナ・スパ協会、日本温泉協会と共同して実行委員会を組織していく予定。来年は今年の倍以上の規模で開催したいと発表した。
オープニングイベントでは一般公募作品の中から選ばれたスパウィークの公式マスコットキャラクターが発表された。月夜の晩にスパに通っているという設定の、人魚の「ルーナ」(ベルギー語で月の意味)に決まった。
イメージキャラクターに決定した人魚の「ルーナ」