ジャルパックはJALダイナミックパッケージ(DP)とJAL国内線のホームページ上で展開している宿泊予約サイト、JALイージーホテルの宿泊仕入れを自社が開発したオンラインシステムに切り替える。新システムによる販売は秋ごろを予定し、6月中には取引先向けの入力サービスを開始する。新システムの使用料についてジャルパックは、業界最安値に設定する。
2007年のDP発売以来リクルートホールディングス(リクルート)の宿泊仕入れシステムを利用してきたジャルパックが、今秋から自社が開発したオンラインシステムに切り替える。リクルートは秋までは、JALDPと7月22日から発売するJALじゃらんパックの両方の仕入れを行い、秋以降、JALDPはジャルパックが仕入れを行う。
今回の自社仕入れシステムの導入についてジャルパックは「利用者の用途に応じて最適なDPを提供するのが狙い。例えばリクルートが運営するポイントをためたい人はJALじゃらんパックを、JALのマイレージをためたい人はJALDPを利用できるよう、選択肢を広げた」と話す。
現在ジャルパックは約4千軒の旅館・ホテルと契約しており、今月20日から新システム切り替えについて全国37の地域で44回、契約施設向けに説明会を開催する。JALイージーホテルについては約1万軒の宿泊施設が仕入れ先のリクルートと契約を結んでいるが、こちらについてもジャルパックと新規に契約を結んでもらうため、順次説明会を行っていく。
同社と新たに契約を結ぶメリットについては、システム使用料を業界最安値に設定するという。またJALマイレージバンクの会員の多さも魅力とする。マイルのたまりやすいプランを拡充させ、顧客の固定化を図る。システムの導入については、施設に負担をかけないよう、ホットラインを設置し、電話で迅速な対応を図る。さらに各地にヘルプ要員を配置し、導入の手助けも行う。
ジャルパックは今後観光系の施設の拡充に力を入れていく。特に旅館との契約数を増やし規模の最大化を目指していきたい考えだ。
説明会などの問い合わせは、国内仕入部東日本グループ(北海道、東北、北陸、関東、中部)TEL03(5715)8162、西日本グループ(関西、中国、四国、九州、沖縄)TEL03(5715)8164。