経済産業省はこのほど、特定サービス産業動態統計調査の今年3月分(速報)を公表した。対個人サービス業の趣味・娯楽関連の調査対象7業種では、劇場・興行場・興行団の売上高が前年同月比増加したが、遊園地・テーマパークなど、ほかの6業種は減少した。
遊園地・テーマパークの売上高は458億7500万円で、前年同月比0.9%減少。これで、6カ月連続で減少した。内訳をみると、入場料金・施設利用料金収入が同3.5%減少。食堂・売店売上高が同1.7%増加。
入場者数は同2.9%減少。このうち一般が同4.1%減少、団体が同11.3%の大幅増となった。入場者ひとり当たりの売上高は同2.1%増加した。
唯一売上高を増やした劇場・興行場・興行団も同0.1%の微増にとどまったが、4カ月ぶりに増加した。
ゴルフ場は同8.4%減で、7業種で最も大きく減少した。2カ月連続の減少。利用料金収入が平日7.9%、土・日・祝日6.1%のそれぞれ減少。合計で7.0%減少した。利用者数は6.8%減少で、利用者ひとり当たりの売上高は1.7%減少した。
ゴルフ練習場は同5.1%減で、2カ月連続の減少。利用者数が4.9%減少し、このうち土・日・祝日の利用者が12.6%減と大きく減少した。
ボウリング場は同3.2%減で、これで30カ月連続で減少した。利用者数が2.3%減少した。
パチンコホールは同6.9%減で、8カ月連続減少。
映画館は同7.3%減で、5カ月ぶりに減少した。