クラブツーリズムパートナーズ会は2日、2018年度年次総会を開催した。会員ら約800人が参加。17年度事業や収支決算、18年の活動計画を報告し、来年4月にKNT―CTホールディングスグループの同会、近旅連、ひまわり会の3団体を統合しKNT―CTパートナーズ会を発足することやテーマ旅行商品の拡充、着地型商品開発の推進などを確認した。
総会ではクラブツーリズムパートナーズ会の岡崎彌平治会長が「来年にはKNT―CTパートナーズ会が発足する。来年の新たな組織に向け会員が一丸となり積極的に取り組み、次の会のスタートダッシュをする」と意気込みを語った。クラブツーリズムの小山佳延社長は「18年度は今までの成功体験から脱却したさらなる実行期にある。テーマ旅行、ウェブシフトを推進するため、退路を断って取り組む」と決意を述べた。クラブツーリズムは今後、テーマ旅行商品の造成やウェブでの販売を拡大して、売り上げ増大に取り組む方針。
総会では同会の17年度の取り組みとして、(1)震災からの風化防止など国内旅行の需要・誘客拡大に係る各種事業への支援(2)連合会・支部地域交流イベントの企画の取り組み(3)商品企画シリーズの協賛支援の状況―などを報告した。
地域交流イベントは、86の企画を実施し、12万人を集客。「イベントの企画数の拡大」「企画の内容・品質の向上、高いアンケート評価の獲得」を目指すため、効率的に販売できるイベント企画や実施時期、地域の調整、品質向上を図る仕組みづくり、情報共有などに取り組んでいる。
商品企画シリーズは「ふるさとの祭り」企画を推進。昨年10年目を迎えた同企画は、6~12月で23の企画が実施され、4万2351人を集客した。青森ねぶた祭りでは7322人が参加した。
18年度の活動は、(1)支部活動および連合会活動のさらなる活性化(2)賛助会員との連携強化による、地域交流事業の推進と新規会員の入会促進(3)東北、九州を支援する災害被災地の支援活動の実施(4)「美しい森づくり」や美しい日本の風景、歴史文化、生活文化の保全活動など環境・ECO推進プロジェクトの取り組み―などを中心に行う。
また、会社と連動してテーマ旅の拡充、着地型商品開発の推進、企画の内容・質への重点化、長期滞在「暮らすような旅」の取り組みなどを展開する。
このほか、外部講演としてプロゴルファーの牧野裕氏が「トーナメントの裏側で~年間宿泊250日ゴルフプロから見た観光資源~」をテーマに講演や会員とクラブツーリズム社員との名刺交換会、懇親会を行った。
岡崎彌平治会長
約800人が参加